ずいぶんと久々に、車を運転した。レンタカーで神戸ー京都間を往復して、1日で合計150キロのドライブ。
自分が運転しているとその間は「運転」することに集中しなければならないし、両手両足もふさがってしまう。運転中は、他のことに頭を使ったり、本を読んだり、ものを書いたりができなくなってしまうので、基本的に日常の移動手段としてのドライブは嫌いだ。
だけれども不思議なことに、たまに運転するってのは、ほんといいものである。そしてそういう時は、車好きやドライブ好きの気持ちがちょっとだけわかった気になる。つまり、ルーティンではなくイベントとしてのドライブである。普段使わないような頭を使えたり、普段見れないような景色を見れたり、他のことを考えず一切を視界のことに集中できるというのは、いい気分転換だ。確かに疲れるのだけれど、普段がマルチタスク・マルチプロジェクトなので、それがシングルになると、ぐっと楽になれる。
両手がふさがっているので、余計にスマホをみなくても済む。
四六時中、自分の研究プロジェクトのことばかりを考えていた日が続いていたので、このドライブはかなりいい気分転換だった。特に執筆についてはある程度時間を置いてからまた見直すことで、ちょっと客観的に自分の文章を見つめ直せるから、一段と洗練できるような気がする。
次回の振り返りまでに、英文校正くらいまでは進めたいな。
では、この2週間を振り返ります。
【この2週間のKeepとMore】
・研究とキャリア
ほとんど実験を終えたので、執筆8割、実験2割みたいなエフォート配分で進めて、ようやく自分なりの草稿が90%くらいに完成しました。あとは教授と議論を重ねてストーリーをしっかり編成して、英文校正してsubmit. もう少し。。。
◆実験
あとはリバイスに備えた実験をいくつかこなすのと(maximum5,6個やりたい)、ちょっとした動物実験のためのサンプル追加合成するのと。これを執筆と並行して進めていく。
◆論文執筆
前の振り返りでの目標通りにぎりぎり進んでいる。先生との執筆作業ができますよっていう状態に来た。あと3週間くらいでsubmitまでこぎつけたいところ...お願いします。。
◆論文・文献を読むこと
少しずつではあるけれど、読む機会を作っては読めている。いいことだ。いまは2週間に一報でいいから読もう。精読の重要性をかみしめている。論文会を活用できているのがでかい。
◆キャリア
いろいろ大丈夫かなぁ。論文が見えてきただけに、次のことが不安になり始めています。そもそも、あと半年後に卒業が迫っているというのに、まだ次の進路が1ミリも決まってないなんてそんなことあります?! 新卒なら相当焦る時期である。。
が、焦っても仕方ないので、まずは論文。最悪、ポストは3か月後とかでも見つかるんじゃないかと気長に待ちましょう。成果がなければ雇ってもくれないような世界だ。別に無理だったら会社で働けばいい。
・ライフ_生活習慣, Highlight
◆生活習慣
冒頭の通り、イレギュラーなイベントとしての運転が楽しかった。運動していない分、食事と睡眠にはよく気を遣おう。
自己研鑽の時間をアウトプットに集中しているせいで、ちょっと歯がゆさが残る。例えばモノを読む習慣がなくなった。ちょっとでも読書週間とか戻していこう。律速が僕じゃなくなってきたから。読みたい記事も山ほど溜まっているのだ。
◆ハイライト効果
毎日ハイライトするはずが、2日に1回とかになってしまったりした時があったので、再び習慣づけましょう。あと、ハイライトで複数日溜まっている仕事が出てきてしまっている。きっとこれは解像度が低かったり、何か他に問題があるので、3回くらい連続で解決できてない仕事が現れたら要注意と考えよう。
2weeks higlightは相変わらず6-8割くらいの進捗で毎回終えられるので、OKR的に結構いい感じで機能してくれている。
・新しいプロジェクト1. 「朝の論文輪読会 SeeD」
新人さんが参加してくれてちょっとマンネリ解消?
ルーティンにするけれども、あまりにもルーティンならないためにも一定のイベント化を起こしていかねばと思っている。が、ちょっとまだ参加人数が足りていない。ゆーーるりと進めていこう。
ところで、論文ウォッチさんのようなサイトはとても需要があると思っています。
https://aasj.jp/watch.html
毎回SeeDで読む論文を簡単にこのような形でサマリーして発信していくことにもやはり、需要がある気がしている。テキスト化して1000文字くらいでもいいし、録画・録音して動画なり音声コンテンツとして配信するのもいい。こういうのはアイデアとして持っておきたいところ。
https://aasj.jp/watch.html
毎回SeeDで読む論文を簡単にこのような形でサマリーして発信していくことにもやはり、需要がある気がしている。テキスト化して1000文字くらいでもいいし、録画・録音して動画なり音声コンテンツとして配信するのもいい。こういうのはアイデアとして持っておきたいところ。
・新しいプロジェクト2. 「アートと医療の交差点」
Pendingしてもらっています。
学生さんや、他のメンバーが進めてくれていて頼もしい限りです。
・新しいプロジェクト3. 「大学1年生をつなぐ」
こちらもいったんペンディングになっています。
・プライベート
家族にお電話したり、できていないのがつらいところ。いろいろ話したいこともあるのに。年末はゆっくり家族と過ごせる時間を持てたらいいな。まずは論文、そして次はキャリアだ。
・情報input
これが全くできていないという状態だったけれども、次回までには徐々にinput機会を創出していく。朝の時間とかまだ普通に使える気がしているので、しっかりキャッチアップしていこう。
・高大連携部署との高校生に対する出前事業関連
自分がオンデマンドで配信する授業の動画が届きました(共有不可)。自分でも見て、いろいろ振り返りたいと思います。プレゼンの仕方を改善させていったり、あとは授業の前には一度見てから参戦しようと思っています。
あと嬉しいことに、慶應のゼミでつながった高校教諭からも、都内の高校でのオンラインで授業依頼が来ました。以前パンフか何かで高大連携講師をしていると知っていただいたのがきっかけ。現在調整中なのでおじゃんになるかもですが、こちらも実現できたらうれしいな。
・読書とか思考とか
学術系の斬新なアイデアを思いつけるような人間にはまだなれてないなぁって思っています。実験のアイデアこそなんとか着想できるようになってきたものの、0-1で何かイケてるアイデアを思い付くってことはまだないのである。月並みのアイデアで勝負してたらあっという間に一生は終わってしまうんだなぁっていうのが博士研究をしてみての所感である。やはり、研究をやるならほんと、大きな仕事に取り組みましょう。
論文を読んでいてほとんどは「ああ、あれの横展開バージョンね」とか、「すでにやられてるのね」とかが9割くらいなのだけれど、たまに出くわすものに、「よくこんな研究着想できたな、どんなトレーニング受けたらこんなアメイジングなことができるんだよ!」ってのがある。
早くこのレベルに行きたい。
・アウトプット
前回から今回までの業績・成果をまとめています。
- 論文の初稿が自分なりにほぼ完成ってところまで来ました。
- (次回はおそらく日本語論文のリバイス投稿とか、ピッチへの応募とかやります)
・今後の露出情報
10月14日: リアルタイム配信授業. 高鍋高等学校
こちらでは昨年までKDDI財団などから助成いただいていたLINEをつかったチャットボットの研究についてのお話を交えて、探究学習のことを考えたいと思います。京都大学と高校との高大接続事業の講師としてお話しします。
12月4日:武生高等学校、リアルタイム配信授業
新たにこの2高校から、探究学習支援のご依頼をいただきました。京都大学の事業がオンラインとなった今年もたくさんの高校からこうした高大接続コンテンツの需要があるようでよかった。学びの機会を喪失できずにすむどころか、むしろオンラインになることでできることも広がっていけばと思っています。
他にもいくつかの高等学校から依頼があったものの、日程がマッチせずにお断りすることになったケースもあって残念です。が、博論第一であることは間違い無いですし、他にも先約があったりも。日程が許せばまたお話の機会があればな!
その他やれてないこと
今回できてないことといえば、何と言ってもinput.
読書やweb記事のupdateをこの二週間は意識して進めていきたいと考えている。
ー 体のメンテナンス:筋トレとかストレッチとか
ー 読書ノート
ー 美術館とか芸術(そろそろいけるかな〜)
ー 物々交換(そろそろ交換したいな〜
次回へ向けて:2week Highlight
・TF追加実験, タンパク再合成
・論文を1報読む
・論文初稿が英文校正だす
・web記事1month 進める
・博士ピッチ応募
・日本語論文のrevise
・2冊本読む・紙のメモ