薬学部に入学し、多くの医療者や医療系学生たちに出会ってきた。
彼ら彼女ら一人一人、本当に多様な想いを胸に抱いている。
とはいえ、「よりよい医療」に対して向かう姿勢は同じだ。
自分もそうした志高き医療者たちに遅れをとらぬようにと入学以来の約4年間、がむしゃらに彼らとともに走ってきたつもりだ。彼らとともに、明日の医療を考え、議論し、時にはぶつかりあった。
しかし、彼ら彼女らと対話する度に、
どうしても自分に対して何かもやもやしたものを突きつけられる。
「彼ら医療者と自分との間には決定的に大きな違いがある。」
「僕には、あいつらにどうしても勝てない部分がある。」
何が足りないのか
知識も知恵もスキルも頭脳もまだまだだけど、
もっと違う、何かが足りなかった。
もっと本質的なところ。
本当に人の心に刺さり、共感が得られるような言葉が自分からは出てこないのだ。
世の中を変えていくものってそんなもんじゃない。
その人にしかない経験とか、
情熱や信念というものを超えた執着 心ともいうべきものとか、、
そういうのに裏打ちされているからこそ、人の言葉には含みがでる。
そして、そのくらいの言葉を発せられる器のある人間じゃないと
これからの医療は支えていけない。
人のいのちを預かる仕事をしていく人たちと話しているうちに、
いつしかそう感じるようになった。
論理とかじゃない、もっと大事な何か
考えることってとっても大事。
「考えるという行為は人間に与えられた最高の楽しみである」とさえ思う。
でも、そんなもんじゃない、もっと大事な何かがあるんだ。
スティーブ・ジョブズはこんな言葉を残している。
"the people who are crazy enough to think they can change the world are the ones who do."
「自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えている。」まさに、本当にこれなんだと思う。
論理とか筋道だったものが全てだと思ってた。
けどそうじゃないんだ。
ああ、自分の今までの言動ってどんなに薄っぺらいものだったんだろう。
根拠とかエビデンスとかが叫ばれている昨今だ。
でもそんなご時だからこそ、このブログではもっと人を見つめていこう。
このブログが目指すもの
このブログでは、自分が出会った人々の持つ経験や想いをシェアしていこう。
様々な医療人をはじめとした人と出会い、語っていく中で、
自分ならどうなのか、自分とどう違うのかということを考察していく中で、
この世に自分が生を授かった意味を見出せればこの上ない。
彼らはもう、考える前に動いている。
夢を語ったり、理想を語ったり、いろんな言い訳したりするのも別にいい。
でも、本当にできる、やっている人たちって、そうじゃなくて
考える前にもう走り出していて。
要は世の中、やるのか、やらないのかっていうそれだけなんだろう。
いつか自分も自ら動的に価値を生み出し、社会に対して影響力のある医療人となりたい。
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