2021年1月9日土曜日

血の滲む努力の末に...年始早々Accept! 学位申請にポスドク申請に奔走

ついに学位申請を出せました...!!!
感無量...

年始早々の1月5日(イギリス時間では4日)に、人生初の筆頭原著論文にして、学位論文となる論文が、英文国際化学雑誌に受理(アクセプト)されました。
やっっとだ。IF=6くらいで、まあまあの雑誌って感じですが、まあよくこの一年で頑張ったとは思う。3年ある中で2年間はなんのデータもなく、最終学年の5月くらいからやっと進み始めたのです。




(ここまでの血の滲むような努力とそこに詰まる思いにかけては、公聴会が終わってから1万文字くらいにして書いてやろうと思っている。)

アクセプトの連絡が来た瞬間と、それから


【うううううう嬉しいいいいいいいいいいぃえええええああ!】って感じではなく、ほっとした・肩の力が抜けた瞬間って感じでした。
メールが届いたのは朝7時。教授から、Decesion letterが転送されてきて目が覚めた。「あ、アクセプトきた」って。

までもこれは僕にとって、新しい1年、2021年の幕が開けた瞬間でした。



それから、その日は本部のあるキャンパスに移動して学位審査のための書類をもらって、必要書類を大量に準備。(なぜか学位論文の要旨は120部も必要...ペーパーレスはよ)


次の日は神戸の薬科大学にある共著者の先生のところに行って、承諾書にサインをしてもらって、(感染対策はバッチリしました)その足でまた本部キャンパスに戻って大量の学位論文のための書類を提出するという感じ。書類は重かった...

あれだけ厳しかった先生も、ハンコを押してくださった後はゆっくりコーヒーを飲んで論文の話に研究室の話、色々してくださるのでした。。


小学生くらいから憧れていた博士への道が拓かれたとはいえ、実感が全然わかないのはおそらく、まだ公聴会が終わっていないからだ。これから月末の教授会にかけられて主査と副査の先生が決まる。そして日程調整に入るから、公聴会は2月の中旬から下旬というところだろうか。公聴会がうまくういけば、3月末の学位発行に滑り込みで間に合いそうだ。。


これまで弊ラボで最も学位をギリギリで間に合わせ先輩は、12月29日の受理だと聞いている。もし僕が間に合えばぶっちぎって1週間最新記録を更新する(なんの自慢にもならない)笑

ポスドク先の就職活動


実はこっそりと年末に始めた。
流石にもう間に合わんだろ、もう俺3月に卒業だぜ。
という具合の心境である。

年末にやったというのは次の要領である。

JREC-IN (アカデミアの就活サイト, UI悪いが近々刷新予定らしい)でポスドク募集をしているラボを地理的条件から1000件くらいに洗い出す
② 「自分の分野/スキルに適合している」・かつ 「興味がないこともない」ポストを目視で全てスクリーニングし、60件くらいに絞る
③その60件を全てエクセルに打ち出してラボのwebサイト・業績・メンバーの競合・テーマを調査する
④総合的にスコアリングして優先順位つける


1000件も目視で?!?!?!とか思われるかもしれないが、僕の持っている業績ではそのくらいしないと雇ってくれるところ・適合するところがないのではないかという不安の方が優っていた。2日ちょっとくらいあればできるものである。


なんか、他のラボだとか、優秀な人材だとかは、内内で教授の紹介でポストが決まったり、そのままラボに残ったりするんでしょうけど、僕にはそんな業績も環境もない。やりたいことをやるためには苦労して泥臭くてもやり抜くしかないのだ。


さて。実際、全ての候補先60件nスコアリングを終えた後に、「ここなら行ってもいいかな!」って思えるようなラボはほんの7,8件(公募数だと8だが、ラボは7. )しかなかった。

そしてこれらのラボのうち、締め切りが2週間以内に迫っているところに対してメールを送った。「まだapplyしても大丈夫ですか」と。

そしたら回答はこんな感じ。

2件は「もう決まってしまった」
1件は「面接があるから、その人が不適合だったら書類を出してくれ」
もう1件は「ポストは決まったが、バイオベンチャーのポストなら空いている」

たった1件だけ、「面白そうですね、ぜひ面接しましょう」とのことでした。


今日現在、締め切りが迫っていないところに対しても書類を提出し終えて、後2件は返事待ち。

どうやら、来週の面接がうまく行くといいのですが...
これが決まらなかったらまたかなり苦しい闘いを強いられることになりそうです。


=====================================

関連書籍