2020年7月16日木曜日

2020年の内省015_07月02日 - 07月15日: 博士の道のりは長いよ:いまだ論文サブミットが見えず。京都大学のオンデマンド授業のパンフにのりました。

この2週間は前半こそ落ち着いていたものの、後半戦がとてもばたばたしていた。
論文化にあたって少し衝突(前進できたからよし)があったり、キャパオーバーしているところに次から次へといろんな仕事や依頼がはいってくるとか。
(例えば、今週は全部夜がオンラインMTG等で埋められている。)

まったくインプットの時間を取れていないっていうのがこの二週間の大きな変化だと思います。前回、「アウトプットを前提とした仕事の方がパオフォーマンスを発揮できる」みたいな振り返りをしていたと思うが、今度はそれが行き過ぎてるなぁという感じ。受動的に入れる情報とかがないので社会の動きとかに全くついて行けてないのが目に見えている。また、いい意味でも悪い意味でも遮断する情報をつくるようになった。

さて。とてもばたばたしているとはいうもの、ここまでの間に何とかプライベートを少し落ち着けることができたのが幸いしているか。24時間ずっと研究のことか団体のことか自己実現のことを考えてて、一日の境がどこにあるのかわからないみたいな感覚でいるここ2、3日です。

では、この2週間を振り返ります。



先週のおいしかったもの

2020年7月4日土曜日

新型コロナウイルス感染症 COVID-19 関連の取り組みまとめ ー民間・行政・大学生・海外などー

下記はただのリンクとコメントの羅列になります。

筆者がなんとなくおぉって思ったコロナウイルス感染症対策やそれに関わって派生してくる社会問題などに対する取り組みについて、ひたすらまとめています。できればみたもの全部まとめたいけれど、そんな余裕はないので、時間的に余裕がある時だけ追記していきます。人と医療の研究室、慶應義塾大学福澤文明塾といった団体で出てきた議論のまとめも含めてそのまま転載しております。ご了承ください。

※リンクは上から順に新しく追記していきます。

====ここから====

【全体論】



◆ 大阪府からの新型コロナウイルスワクチン接種に関する要望 21. 04. 28.
概要:医学生、看護学生等もワクチンを打てるようにしようという要請を国に出した
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/attach/hodo-41317_5.pdf


医学的PCR検査(行政検査)は、「Ct値」について、検査系の限界値であるCt=40を検査閾値(しきい値)に設定して実施する。

 社会的PCR検査は、感染性の判定を目的として他者のために実施するもの。感染拡大の可能性のあるウイルス量の保有状況を判断するため、多くの論文報告に基づきCt=35を検査閾値に設定。プール方式を採用して安価に大量のPCR検査を実施する。

 研究チームは、このコンセプトに則った検査方式「SocRtes」(ソクラテス)を考案。この方式では、個人がインターネットで検査を申込み、届いたキットを使って唾液を発送する。10検体プール方式でPCR検査が行われ、2~3日程度で検査結果がインターネット上で閲覧可能。薬局4店舗で、対面で問診や検査のフォローを行うサービスも4月12日から開始する予定。

 本研究は、楽天株式会社、日本調剤株式会社、株式会社フィリップス・ジャパン、株式会社LSIメディエンス、三菱スペース・ソフトウエア株式会社が研究協力企業として参画。

コロナ×こどもアンケート調査報告一覧 (国立成育医療研究センター)
https://www.ncchd.go.jp/center/activity/covid19_kodomo/report/index.html

COVID-19後の道路と人々の関係性のアップデートを考える15の施策

新型コロナワクチンの予診票・説明書・情報提供資材 by MHLW

◆薬剤師から一般の方々に向けた 新型コロナウイルスワクチンに関する FAQ
https://www.nichiyaku.or.jp/assets/uploads/activities/faq.pdf 



夏ごろからコロナのワクチン開発競争について毎週アップデートしてくれている。本当に毎週updateだからすごい。

Scientists around the world are working faster than ever to develop and produce vaccines that can stop the spread of COVID-19. Since the emergence of this novel coronavirus in December 2019, several vaccines have started to be rolled out. Here is an at-a-glance overview of those vaccines and recent developments of those vaccine candidates in clinical trials.



間非営利団体(NPO)のまもるをまもる(西垣孝行・大浦イッセイ代表理事、京都市下京区)は、誰でも関心を持った社会問題を画像として投稿でき、医療従事者や企業関係者と意見を交わせるウェブサイトを公開した。社会問題や医療ニーズを議論し、医工連携による解決を目指す。

まもるをまもるは「患者の命を『まもる』医療従事者たちを『まもる』」という理念で運営する。医療ニーズを発見し、企業との医工連携で解決を目指す。現在は河合電器製作所(名古屋市天白区)と共同で、弱った心肺機能を代替する心肺補助システム(ECMO)の結露を防ぐ製品を開発中だ。



◆JETROのアーカイブ
ウェブ資料展:途上国と感染症
https://www.ide.go.jp/Japanese/Library/Column/Special/Infection.html

◆第二波の時に東大が学生の課外活動に対して出した文書 20.07.31.
相当色々考えた末の決断をうまいこと言語化されてはる。
ドライすぎる事務報告だけじゃなくて、こういうストーリーの乗った意思決定を発信できるってのがいい。
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/COVID19_20200731.pdf 


◆ Global Deaths Due to Various Causes and COVID-19
自殺・マラリア・栄養失調など、世界の最大死因による死者数とCOVID-19による死者数のday単位での推移がわかりやすく可視化されている。
出典が不明なのが怖いところ。どこかへの報告として集計されているものだけだろう。もうちょっと残念ながら全体的な死者数は多いと思う。8月時点でも多分これら足しても全世界で200万人くらいしか死んでないのはおかしい(日本でも毎年130万人くらい死ぬのだから)。


◆「新型コロナウイルス感染症予防対策」ネット予約で感染リスク減少&業務効率化で歯科医院を支援
しょうもないように見えるけど、実はこういう取り組みが一番大事だったりすると思う。市民(民間)発で小さな取り組みができているのは素晴らしいことだと思います。① ネット予約を推進することで院内接触の絶対数を減らす ②ネット予約インセンティブを働かせることで患者側にも「なんかいい気分」をしてもらう ③TfTのように、そのインセンティブはさらに誰かのコロナウイルス関連のために使われる
っていう結構きれいな図式(ただし、これは歯科医院側が経済的に余裕がないとできない)

◆東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト

◆Coronavirus Vaccine Tracker
nytimes.com/interactive/2020/science/coronavirus-vaccine-tracker.html

◆Covid-19 Infographics for patients and families

COVID-19の対応に従事する医療者を組織外から支援する人のための相談支援ガイドライン 20.05. (日本精神保健看護学会)

◆「新型コロナウイルス感染症に対応した教育活動の再開等に関するQ&A」を図解
学校現場も混乱しており、それに対してどのようにPublic Communicationを円滑にするか?という取り組みがなされています。有事コミュニケーションという観点から。

◆「コロナ資料」を集める
北海道の博物館の取り組み

◆Collecting COVID-19 | Anthropological Responses
UCLの人類学者たちによる、digital ethnographyのプロジェクト。誰でも記入できます。

◆Museum for London、#CollectingCOVID 
“Museum for Londonの #CollectingCOVID では、COVID-19を歴史として記録するための資料(モノ)と体験を実物とデジタルで募集中。すでに多くの寄付申し出があるようです。”

京都大学東南アジア地域研究研究所「Corona Chronicles: Voices from the Field」

東南アジア、更には他地域の現状について、日本をはじめ世界の多くの皆さまに知ってもらうため、現地におられる方からの報告・声を集めてCOVID-19の専用ページを設置しました。学者に限らず、作家・記者・医療従事者・フィルムメーカー・政府関係者等の投稿を歓迎します。英文版を先に公開しますが、和文版も始める段階です。主に日英で投稿記事をお願いしていますが、多言語圏も検討しています。次の1ヶ月間で、50本程度の論文を公開する予定です。

◆​​感染症と闘う医療従事者の話を聴く会 
https://careforcovidfighte.wixsite.com/caremedical
 世話人会代表:井口真紀子(医師・上智大学大学院実践宗教学研究科)

【発信系】(個人含む)


◆21.01.19. コロナウイルスと闘う3年目看護師さんの手記
https://note.com/sayomochi

藤原辰史:パンデミックを生きる指針
 ——歴史研究のアプローチ

◆BRIDGING THE GAP

◆新型コロナウィルス感染症 (COVID-19)に関する情報 
― 強迫症やその関連症がある方々のために ― 
国際強迫症財団 (IOCDF)の邦訳


【大学等 教育現場】


コロナ禍での早稲田大学の対応とポストコロナにおける大学教育
早稲田大学総長 田中愛治
2020年7月4日

https://files.jmooc.jp/wp-content/uploads/20200704-1-3-.pdf 




【大学生によるもの】


◆大学生向け新型コロナウイルスワクチン情報サイト 慶應義塾大学医学部
https://sites.google.com/keio.jp/jyukusei-covid-19-vaccines/

◆全国の医学生に向けて 慶應義塾大学医学部


◆No More Corona プロジェクト 北海道大学

◆COVID-19 Student Response Harvard Medical School

◆大学生の学費減免・返還を求める動きについて
COVID-19流行にともなって、大学の学費等に関して学生が署名活動等を行う事例が増えてきているのでさっくり団体の方で。

## 学生側の主張
学生の主張は大きく2つに分けられます。

1. 家計の急変に関連して授業料等の減免、補助を求めている。
・もともと大学の制度として家計の急変には対応したものがあることがほとんど。
・国・自治体による学生への補助、設備投資を行う大学への補助を求めるもの
文科省に署名を提出したとニュースになっている団体はこの主張。

> [キャンペーン · 国による一律学費半額と、大学などへの予算措置を求めます · Change.org](https://www.change.org/p/%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89%E5%86%85%E9%96%A3%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E4%B8%80%E5%BE%8B%E5%AD%A6%E8%B2%BB%E5%8D%8A%E9%A1%8D%E3%81%A8-%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%B8%E3%81%AE%E4%BA%88%E7%AE%97%E6%8E%AA%E7%BD%AE%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99-f513a18b-235d-4d42-84d2-ac48204d8a36?recruiter=1080446917&utm_source=share_petition&utm_medium=copylink&utm_campaign=share_petition)

> *国の予算で一律の学費半額化を求めます*
>  経済的影響が長期化することで、学業を続けることが難しい学生が大量に出てくる恐れがあります。対象が狭く審査に時間をとる現行の制度ではなく、国公私立の違いや、課程や学年の違い、国籍の違いを問わない学費半額への一律減額を求めます。
>  *大学などへの予算措置を求めます*
>  国は、新型コロナへの対応で増えた大学などの費用を補填してください。大学ではオンライン授業の設備投資や教職員の残業代など、予期せぬ負担が出ています。例えば、図書館休館に伴って書籍を貸し出すシステムを各大学が整備する際、国がこの費用を補償してください。


2.  大学の授業形態の変更に関連して授業料の返還、補助を求めている。(主に学部生)
・「授業の質が担保されない」「学習の機会の保証がされない」ことを理由の授業料の返還、減額を求めるもの
・特に私立大学では授業料とは別に「設備費」「実験実習料」「図書館利用料」等の名目で一定の金額を徴収しているが、実習等が正常に行われない、または施設を利用できないことを理由に返還・減額を求めるもの
・「設備費」「実験実習料」「図書館利用料」の使途の内訳の開示を求めるもの
・オンライン授業等の学生による環境整備のための費用の補助・機材の貸し出しを求めるもの

## 京都府内の主な大学の動き(2020/5/1時点、各大学HPによる)
・学費の減額・分納の申請期間延長(もともとほとんどの大学に存在する制度)
・モバイルルーターの貸出(京都大、京都府立医大)
・情報環境の整備のため学生に一律5万円を給付(京都産業大)
・Web授業受講環境整備のため全学生に3万円、家計急変により学生生活が困難となる学生に対して、最大9万円(3万円×3ヵ月)を支給(立命館大)
・奨学金、短期貸付金の拡充、モバイルルータの貸し出し(同志社大)
・オンライン授業環境整備のため3万円給付、経済的負担が増える学生に最大10万円給付、自治体と協力して下宿生に食材を提供する支援(龍谷大)
・ノートpcとwifiルーターの貸し出し、短期貸付金制度、奨学金の拡充(京都橘大)
・学費に関する特別な対応はなし(佛教大学)
・図書館の本を郵送で貸し出すサービスを始めた大学・図書館もあるみたい

2020年7月2日木曜日

2020年の内省014_06月20日 - 07月01日: メディア記事執筆・博士論文執筆、はじめました。

前回、この記事を書いていた時は随分と心の調子が安定しなかったようだけれど、ようやく落ち着きはじめた。仕事もようやく専門のことに手を出せるようになってきた(おい!)。と思ったら、また新しい二週間はソワソワしそうだ。
あ、あと記事や論文、書いてみてわかることも多いもものだ。アウトプットを前提に仕事をしたほうが僕はうまいことやるタイプなのかもしれないと思った。さて、タイトル通り博士論文となる雑誌用の論文を執筆しはじめたので今回はそのことが中心になる。

プライベートでは、ついに入籍しました。天赦日かつ一粒万倍日である2020年6月20日。目標をここと定めて、なんやかんやと準備を進めて無事、承認されましたとさ。助けてくださった皆様、ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。

では、この2週間を振り返りますー。


入籍記念日のプレート