2019年1月20日日曜日

ここ2ヵ月くらいの時間の使い方に大きな変化があったので、自分の変化について考察してみる

1440分, 168時間の使い道


1440分と聞いたら、ぴんと来る人もいるかもしれない。

1日24時間を、分に換算したら、1440分になる。
そう。こんな本が一時期流行っていた。






『1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣』




168時間、と聞いたらどうだろうか。
こちらは1週間7日を、時間単位に換算したものだ。

ここ2カ月くらいで僕の時間の過ごし方は大きく変わった。1週間に40時間くらいコミットしていたものが一気になくなった(いい意味で)。睡眠時間含めて週の四分の一の時間を使っていたものがなくなった割には、「変化」というものは主観的には感じ取りづらい。

この消えた40時間は一体、自分の時間のどういったところに充てられるようになったのだろうか。客観的に振り返ってみたいと思う。




Before: 2カ月前の自分


とにかく学生団体のプロジェクトに捧げていた。
ものすごい量の仕事だった。事務局タスク。


メールは一日何十通とくる。
LINEも数時間放っておけば通知は3ケタに。
slackというコミュニケーションツールを使っていたのだけれど、こちらでは多いときは1週間に2,000メッセージのやり取りをしていた(2017年は3500通を記録したことも)。

それに加えて毎週日曜に開催される約5時間のミーティング(決して自慢ではない、むしろ恥ずかしい。会議は短いほうがいいに決まっている。これは悪い例。)。

これだけでも莫大な量のコミュニケーションコストが割かれていたことはわかると思う。これに加えてものすごい数の書類業務やクリエーティブ業務を果たしていたのだから、、全く、普通の会社員よりも課外活動で働いていたと思う。

(成功するベンチャーはこんなものではないと思う。一方、学生団体としてはこのタスク量を成し遂げているのは僕らくらいなのではないだろうか。)

ちなみに、これを達成できたのは、まさに四六時中スマホを手にしていたから。
実験中に片手は試験管、片手はLINEなんてことが茶飯事であった。。


コミュニケーション量を増やすのは簡単


そうこう書いてきてお分かりかと思うが、このコミュニケーション量はやはり、半端ではない。いつから、自分はこんなに人とコミュニケーションを取るようになったのだろうか。なお、決して私は外交的だという訳ではない。コミュニケーションの対象相手はほとんどがチーム内のメンバーだ。新規取引先などとは滅多にやり取りをすることがなかった(あるにはあったが、ほぼ全て電話かメール)。

学部生時代はこんなにメッセージしてなかったし、今もその時代に戻っている。


これだけコミュニケーションしても飽きない自分を見つめてみると、決して人との交わりとか議論とかは嫌いではなく、むしろ好きなのだと客観視できる。そう、自分にとってコミュニケーション量を増やすことはいとも容易くできてしまう。よくも、悪くも。


チームワークの蜜とコミュニケーションと自己研鑽


そして自分は流されやすいので、ぼーっとしているとまた、このコミュニケーションの渦(チームワークともいう)に巻き込まれてしまいかねない。何度も繰り返すが、これは悪いことではない。むしろ、チームでしか達成できないことがある。

チームワークの達成感というのは、とてつもなく大きいもので、一度その成功体験を知ってしまうと、離れられなくなる。甘い蜜のようだ。コミュニケーション量を増やすことに苦痛を感じないのはおそらくそのためだ。


一方、チームワークしてしまうとうことは、そのリーダーでない限り他人のために時間を割くことになる。これは苦しい。自分なりのメリットを明確にしておくとか、チームワークすることで身につけるべきスキルセットを明確にしておくとかしないと、何も得られていない、成長していない自分に後から気づかされる。これは苦しい。


学生団体だとか部活だとか課外活動とかなんでもいいけれど、コミュニケーションの楽しさに浸ってしまっている人は要注意だ。チームの達成したい目標と、そこまでの道筋の中に自分の達成したい目標(とあるスキルセットを身につけるなど)が重なっているか、ちゃんと確認してからその道を歩もう。じゃないと歩いた後に、後悔する。


コミュニケーションを、減らす覚悟を取ること


このようにいい会社や、いい団体、いいチームには楽しさ、のめり込みが存在する。
一方、次の道に歩もうと決める時には、腹をちゃんと括る必要がある。


今までとってきたコミュニケーションは半端ない。僕の場合、週に40時間だ。会社で9:00~17:00で働いている人と同じくらいの時間を使っていたことになる。これほど濃密なコミュニケーションが意味することはすなわち、【居心地の良さ】である。

この居心地の良さは、(僕にとっては)辞める時にとっても大きな足かせとなる。
コミュニケーションを減らすことは、難しいのだ。


それでも次のステージに進むためには今の僕はこの決断をしないといけないのはわかっているので、そうすると決めている。それにしても、もう25歳なのだ。他の同期ではすでに社会の中で立派なリーダーとしてすでに30,40歳の社長たちと普通に社会のゲームチェンジをしてしまうような事業を起こしたりしている。

自分も負けていられないのである。


空白の40時間は、何になったのか。


さて、脇に逸れたけれども、本題に戻って。
学生団体をやめたいま、自分には大きな空白、一週間に40時間の時間ができた。
繰り返すが、1週間は168時間である。

この大きな時間、自分は何に使うようになっただろうか。
箇条書き的に列挙してみる。
右側は1週間にどのくらいそこに割いているかを概算。

・寝る時間が増えた (平均2hr / dayくらい?) =14hrs / week
・研究に集中してコミットできるようになった = 10hrs / week
・ブログ書く時間が取れている!       = 3hrs / week
・読書!                  =  3 hrs / week
・その他:ごはん?映画?プライベートとか  =  7 hr / week

正味、研究の時間とプロジェクト(学生団体)の時間の使い方が"ながら"であったのでうまく言えないけれど、簡単に内省したら上記のようになった。

空白の40時間は、どうすべきなのか。


では、このままでいいのだろうか。
...ということを書いている時点で、このままではよくない。
(これは反語なのである。)

ブログの執筆、読書に関してはほぼ文句なしで時間が取れているくらいか。


それでは、どうすればいいのだろうか。
自分にとって理想の空白の40時間の使い方を描いてみる。

・寝る時間を増やす (平均1hr / day)  = 8 hrs / week
・研究にコミットする        = 10 hrs / week
・ブログ書く時間          = 3 hrs / week
・読書する時間           =  5 hrs / week
・自己研鑽(スキルセットとか)   =  7 hrs
・その他:プライベートとか     =  7 hrs / week

テキスト化してまとめると。。

・寝る時間が増えすぎている。
・もうちょっとだけ読書時間を増やしたい。
・知識のinputやスキルセットを磨くための時間を作る


というような具合。
要はだらけている自分、もっとしっかりしろよ!ってことなのだ。笑

ところがもう一つ迷っていることが。
どんなスキルセットを身につけて、何を成し遂げたいのかが明確でない。
なんとなくプログラミングして見たいとか、データ解析できるようになりたいとかあるのだけれど、いまいちどこから手をつけて良いのか。


2019はもう一ヶ月立ってしまう。
ぼーっとしていないで、とにかく自分の成長を重視した一年にできるようにしたい。


自分のこの変化を、身のある変化にするのだ。



関連書籍


『1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣』