2019年9月16日月曜日

サマーインターン第三弾!台風来てても箱根に缶詰系の新規事業立案 ~株式会社コロプラ~

はじめに


ゲームとエンタメの会社ってことで、完全に僕の専門とは畑違いな世界でのインターン。前日に開催されたプレセッションに参加できなかったりと、割と大きなビハインドを持って当日に望んだものの、楽しさはピカイチのインターンでした!


さすがエンタメの会社!!!
(所々でその社風にエンタメに対するこだわりが見えて楽しかったぁ〜)


僕はいなかったのでわからないけれど、前日のプレセッション参加者によると、
なんと参加倍率は140倍?!とかだったそうで…

5,000人近くが選考を受けて選び抜かれたのはたった30人そこららしい。
こんな高倍率のやつに、よく選ばれたな...

今回のインターンの内容も、前回・前々回に引き続いて新規事業立案系。
学びのTipsをメモ書き形式で書いていきます。




Day1


教えてもらったことのメモとか

【議論の進め方とマインドセット系】


5minの価値:3Daysの間ずっと通して同じはず。
        最終プレゼン前でもDay1の今でもその5minって本質的には同じはず。
        これを意識するだけで時間の使い方の濃さ・密度が全然違うはず。

マイルストンをもっと引きなさい。(目標を達成するために)いつまでに何をやるか。

発散と収束
 ー発散においては、とにかが全て
 ーどの粒感で何を発散するか
 ー発散できないんだったらinputする

◆エンタメとは:予想外の驚きと楽しみを与えること
◆新規事業は【市場の選定】が全て:つまりは、市場規模 or 成長性
 ー市場の選定と、市場の中の課題をちゃんと見る

◆優勝目指すなら、評価軸のことをちゃんと気にする

◆ニーズの上位化
 ●●だから、○○したいって事で遡る(なんで●●したいのか)。どんどん遡る。
 すると、人の根源的な欲望にまでたどり着く。
 (逆に○○できなかったらどうなる?っていうのを考える)
 
 →未充足ニーズの発見へと繋がる



1on1:今日1日、どう感じましたか。(teamとして・自分として)


◆teamとしてなんか甘い
 ー収束のところだけ(議論の切れ味がない。)
 ー収束時の発言の質の高さがない(ロジカルさが求められる)

グルーピングの構造が雑すぎる
 ー具体的なビジネスモデルを思い浮かべながらやってる?

◆比較できる形がないと、収束できない
 ー具体的なロジックとか意思決定軸あるの?
  I.e.) 事業領域が恋愛になった理由とか。その辺のロジック。

◆ブレスト段階で個人個人の意見に対していいなぁって言ってる所は(筆者)のいい所。
◆スピードとクオリティのどこを妥協点にするか
 ー雑に進めるタイミングと構造化のタイミングをリーダーと共有しておくことが大事。どこを締めるかってのはチームの誰かが把握している必要がある。

◆決める時になんでそうなったのかをちゃんと言えないと、決めた意味がない

目標について
 できてる事・やらなきゃ行けない事をちゃんと書いて決めておく

・お金儲けは人間の欲望に漬け込んでいる(人間の欲望に綺麗汚いはない
 世の中のマスは、半グレのヤンキー。その人らが世の中のマス。
 その人たちが買うかどうかを考える。
 (なんか儲かるとかの嗅覚が大事。)

◆サービスのめっちゃ簡単な構文が成り立たないとダメ
 「だれに、なにをして、なにが、どうなる」


ワークしている時はチームごとに別れてこんな感じ


この日の自己の内省(認識した自己の強み・弱み)


【強み】
・タイムキープを意識する方だ
・ファシリテーションの力はある方だ
・フレームワークや議論の経験がある
・他人の意見にまずは肯定から入ることができる

【弱み】
・議論の流れが違うなぁ(それ、そのままでいいの?)っていう方向で、うまくそれを止められていない
・議論の中における流れの決め方を決めたりとか、その重要性をうまく伝えてチームとして動くことができていない
・見た目や経歴で損している: 周りから過剰な期待をされてしまう点が今日の議論では裏に出た(貼られてしまっているレッテルを有効な方面で活用できなかった)



Day2


この日は前日に思っていたモヤモヤをなんとか伝えるところから始めたいなぁと思っていた。そのために書いたメモ書きがこれ。

ああぁぁこの思ってたことの1/100くらいの柔らかさでしかやっぱり伝えられてなかったなぁ。自分、チームでワークするときってどうしても遠慮しがちなんだなぁって思う。


==========最初inputしたいこと==========
・まじで思考の深度が浅すぎる。
そんなんでサービスできると思うな。
今日はもう頭働かへんとか普通に甘えでしかない。
優勝したいと思ってたらまじで死ぬ。エンジンかけてほしい。

・めっちゃざっくりだけど事業ドメインは決まった。
ここからは地に足がついた議論になる。
コミュニケーションの話が出ていたけれど、これからは具体性がないと全く意味ないと思っています。「いい」とか「悪い」とかじゃなくて、それってなんなのがわかるように、言葉や思考に具体性を持たせてほしい。
==========最初inputしたいこと==========

なんとなくアイデアが出て、
なんとなく固めたものを中間発表に持っていくことになる。



中間発表.
この後にもプランは大転換をしてしまう...


そして、
この日迎えた夕刻の1on1.

よくなかった様には見えるけれども、
この時までに、チームとしては実はめちゃくちゃ成長していたと思う。

そういう背景を踏まえての二日目終盤が以下の様な状況だったって感じ。
だいぶレベルアップしてるなぁ〜〜
この1on1の後もチームはぐいっと伸びた。

1on1


・チームの衝突が少ない気がする
・優勝に向かって進めるようにはなっている。good
・今持っている違和感をしっかり伝えることをトライしてほしい。
 ー思ったことを言わないといけないのは不誠実
 ー早く言った方がいい。
 
・いいものを作ろうと思ったら厳しいことでも言わないといけない
・スピードとか思考のレベルとか違う人をどうやって同じ土俵でやってもらって合意形成していくか

・筋道を共有できたらおしまいなのに。
 一方、自分の思考以外に全く他の角度から見ているケースはありうる

・なんか決めた時の認識がずれているからコミュニケーションギャップが生じる。
 → 議論が収束した時点でそれを確認する.


この日の自己の内省(認識した自己の強み・弱み)


【強み】
・議論の流れをテキスト化・構造化できる
・全体の議論を俯瞰して捉えることができていたと思う。それをうまく昨日よりもファシリテーション行為にも反映できた (今朝、事業アイデアが出るまでの思考や意思決定の道筋を切り開けたのは自分としても自信になった。)
・ チーム内では多分誰よりも知的体力がある

【弱み】
・地に足着いてない時や決め方が決まってない時にめっちゃもやもやするのに、まだ速攻で「それ今違うくね?」を言えてない
・どうやったら先に進むかってのを思いつくまでに時間がかかる



全体会.

Day3


最終発表直後のチーム内振り返り



◆鳥の目虫の目が苦手だった ≒ 具体・抽象論の行き来が苦手なチームだった

◆新規事業出す時の方法
1_流行乗る(世の中のトレンドに忠実に乗る)パターン
2_1次情報に基づいて突き進んでいくパターン


LAST:懇親会の時にいただいた、メンターさんからのフィードバック


【チームとして】
知らない問題なのにインプットしてないよね問題。農業とかも。
◆このメンターさんがもし新規事業を作らなきゃいけなくなったとして、最初の最初とっかかるなら...

①「最近気になってる社会のトレンド」「テクノロジー」とかをまずチーム内で出す。それをグルーピングして、行けそうなところを何個か決めてみる。

②第二段階として、それらのテーマを集中して30〜60分くらいリサーチかけてみる。
身近なところの方が詳しいに決まってる。


金の匂いのするところに切り込めてない
いい子ちゃんが作った、まるーい当たり障りのないやつになってしまってた感。
← これはマジでそう。本当に。


【個人として】
◆社会のトップをいくようなピラミッドの最上層でもあんなもん。
その感覚が超絶だいじ。

自分の意見をもっと出してたらおもろかったかも。
自分のインタレストや意見が役回り上でにくかったけれども、
それでもでてた方がよかった.



関連書籍



そういえば、インターン行く前の1monthくらいに課題図書が二冊送られてきたので、それらを関連図書として掲載しておきます。

読まずに当日に望んでもそんなにビハインドはないと思うけれど、この前提を知っていると当日の学びが多いかも。ってくらいなもんでした。二冊目は普通に図鑑みたいな感じなので眺めてて面白い。



1. 『はじめての事業計画のつくり方 (21世紀スキル)




この本については、以前感想書いていたので掲載。 


とあるインターン先の課題図書として手に取った本。独自で企業もしなきゃなぁって思っていたところなので、モチベはあがった。本当に入門書だなという所感で、考えるべきことはこれとこれとこれですよってのが漏れなく抑えてある感じで、それはそれでよい。各論についてはそれこそ別で一冊本が書けるくらいだとは思うが、やはりこれ一冊では全然物足りない感がある。



2. 『ビジネスモデル2.0図鑑