2017年12月30日土曜日

【2017年】年末企画2: グーグルとヤフーでもっとも検索された言葉から、今年一年を振り返る

2017年のトレンド検索ワードの発表


nippon.com】のニュースに、


グーグルとヤフーで検索された2017年の言葉

という題目でグーグル社、ヤフー社がそれぞれ発表した 
検索ワードランキングがまとめられていたので、
ちょっくら考察してみて2017年のトレンドを振り返りたいと思う。








ぱっと見の感想


記事全体とか検索ワードランキング全体をパッとみた感じ、

次のような言葉が2つ以上並んでいる。

「iphone8」
「北朝鮮 (north corea)」
「台風21号」
「忖度」
「ブルゾンちえみ」


個人的には実家が三重県であることもあり、「台風21号」については

確かにインパクトが大きかったなぁと思いつつ、

それでも検索ワードとしてランクインするのはびっくり。



そのほか、「忖度 (そんたく) 」って言葉は毎年のようにランクインしている模様。

使う人はたくさん使っている印象だけど、誰がこんな言葉ググるんだろう...、、。

森友学園・加計学園問題からの検索が多いようだが。


日本と世界共通で興味のある言葉


「iphone8」、「北朝鮮 (north corea)」「ハンドスピナー (Fidget Spinner) 

という感じでしょうか。

北朝鮮問題に関しては確かに今年は例年に増して
メディアなんかにも取り上げられていた印象だが、
世界から日本を見てもかなり検索されているのだということで、
しっかりトレンドとして押さえておく必要はありそう。

「iphone8」、「ハンドスピナー (Fidget Spinner) 」については
世界の流行製品が日本に入ってきているって感じですかね。

それにしてもハンドスピナーは確かに流行していたなぁ。


2017年流行したハンドスピナー



都道府県別検索ワードのグーグル・ヤフー間での比較


個人的にちょっと面白かったのは、二社で発表されている

都道府県別検索ワードでランクインしている言葉が全く違う点だ。

それはアルゴリズムも違うのだから当然ではあるが、なんとなく、

グーグルで検索したらこういう言葉がヒットしやすい、

ヤフーで検索したらあんな言葉の方がヒットする、みたいな傾向が見えた気がする。






グーグル検索ワードから

台風とか雪崩とか市議会選挙の不正だとか「マイナス」印象を受ける言葉が多い。

あと、こういう事件とか天候のこととかが検索される場合って、往往にして

その地域の人たちの方が検索したがる思うんですよね。

それを考えると、グーグルではローカルの検索に比重をかけていると考察できそう。。



ヤフー検索ワードから

祇園祭・お伊勢さん菓子博・甲子園優勝校など、

その地方の外の人も注目したくなるようなワードがランクインしている印象。

つまり、ローカル性に比重をあまり置いてないのかも。

お伊勢さん菓子博2017マスコットキャラクター:いせわんこ



それと、グーグルでは事件性の高い言葉・ネガティブワードが多いが、

ヤフーでランクインしている言葉は「明るい」「ポジティブ」な

言葉がヒットしている印象だ。



その他ランクインしていた言葉たち


他にもなるほどと思うような検索ワードがたくさん。

ビットコインを用いたサービス「valu」なんかがランクインしている他、
(著者もビットコインを発行している)

任天堂の「switch」、RPGの「ドラクエ11」などが娯楽では上がってきている。




個人的にはノーベル賞のことやサイエンス関連の言葉が薄かったのが残念。

ちょっと医療系になる言葉といったら

ドラマで「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」がランクインしていること、

流行した「溶連菌」が検索されていたことくらいかな。


ただ、どっかの記事で最近読んだのは、日本語で検索する医療関連ワードは

世界の中でも最高レベルで質の高い情報・エビデンスに基づいた

情報が上位に表示されると聞いた。これは嬉しい限りである。



もっとも、日本語検索で出て来る言葉でも

まだまだ怪しげな健康情報関連ワードが多いのが実情ではあるが。。




サイエンス関連・ヘルスケア関連での社会・世の中の注目をもっと大きくするために、

こちらの分野ではまだまだ発信力に課題がありそうだ。


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参考URL
<nippon.com>
・https://www.nippon.com/ja/