2020年2月25日火曜日

「学生を利用する」と「学生と一緒に何かやる」ことの違いって何なんだろう

任意団体・学生団体の抱える永遠の問い

 
 いくつか過去に団体を立ち上げたり、運営してきたりして、この問いに直面することはかなり多かった。2019年4月に立ち上げた団体でも何度かこのモヤモヤに直面してきているが、最近また相談があったので、色々この問いを前に思うことを雑感として書いてみた。


「学生を利用する」と「学生と一緒に何かやる」ことの違い


シンプルな僕の意見は、 本質的な差はない です。
結局どちらにせよ、スタンスが違うだけでタスクの上では全く同じことをしているわけですから。そう、学生団体をやるときには「無条件」という言葉がかなりキーになってくると思うわけです。。つまり、平たくいうとインセンティブの問題だ。




この話を知り合いから投げられてすぐに、【「仕事」と「遊び」の本質的な差はなんだろう】という問いを考えるのがヒントかなと考えた。一つのフレームとして以下、参考までに。


「仕事」と「遊び」の本質的な差


人に聞いて回るとそれは、「お金をもらえるかもらえないかだ」っていう人がよくいます。個人的にはこちら、「本質的な」差ではなく、結果論として生じる差 であると考えます。現時点における僕なりの答えはこちらも、「本質的な差はない」となります。


さて、では僕らの行う知的活動(任意団体や社会貢献団体、学生団体のこと)は「遊び」でしょうか「仕事」でしょうか。世間様から見ると「仕事」側面のレッテルが貼られがちな気がします。その結果、「学生を利用してあいつら、一儲けしてるんじゃないか」なんて言われてしまうのであります。

一方、僕らはこうした活動を、「遊び」に近い文脈で行なっている気がします。ここで、次に考えるべきは、学生にとっての「遊び」である考えます。


◆【学生にとっての「遊び」】


僕たちが活動を、遊びで行なっているとして、‘仲間を作りたい’となった時の仲間はもちろん、「遊び仲間」です。そうなると、以下2点考えればいいような気がします。


①じゃあ遊び仲間ってどうやってできるんだろう。
②他の遊びよりも僕たちの遊びに傾倒してもらうにはどうしたらいいのだろう(遊びの啓発, 競合の概念)。

①遊び仲間ってどうやってできるんだろう。


遊びで重要な条件の一つに、「無条件」があると思います。世の中世知辛くなってきて色々ルール縛りなんてありますけれども、いまだにほとんどのことは「無条件」から成り立っている。遊びがその典型。

遊び仲間から誘われたら無条件で、その場に行って、なんなら僕たちはお金を払いさえする(カラオケ、ジャンソーなんかがわかりやすいか。)。お酒好きの場合は「飲み仲間」を作ることを考える方がいいかもしれないですね。


そう、無条件で誘われたら行っちゃったり、参加したりするような人たちを、社会性の高い事業で僕たちは探さないといけない。

で、今度は「飲み」の話になるんだけど、飲み仲間を探そう(とは普通は思わないだろうけど。。)と思ったら飲みに行って知り合う気がします。バーでよく知り合い作ってる人なんかが身近にいますよね。


何が言いたいかって、要は、僕たちの活動で仲間作りたいなら、似たような活動・団体なんかに顔を出して仲間を作りに行くのが一番いいと思うのです。

先進的でなかなかこういう団体が存在しないから困っているんだろうけれど、似たことしてるところは結構ある気がするので、そういうところに顔を出してみるなんかは結構アリな気がしています。こうして、賛同してくれる人とは、「利用する」文脈ではなく「一緒に何かやる」文脈でプロジェクトができる気がします。


②遊びの啓発, 競合の概念


学生にとっての遊びのほとんどは、「麻雀(ギャンブル)・カラオケ・セックス・お酒」だと考えますが、僕らが「遊び」で本活動を展開する以上、こうした(非常に)強力な競合に勝たなければならない。なんか僕らが思っている以上に、学生はただの学生だと思います。(僕もまだ学生ですが。。。)


「今夜、麻雀誘われた、でも明日朝から団体での読書会があるから早めに切り上げるか!」ってなってもらわないといけない。「競馬見に行くよりも論文書く方が楽しい!」ってなってもらわなければならない。

でもほとんどの学生はそうではない。というところで、「どうやって学生の知的欲求(高次な欲求)を刺激するか」を考えるべきなんだな、みたいな当たり前な結論に帰着してしまった。。


っていう、まとまりのないところではありますが、まあ考えてたことをまとめてみましたとさ。無条件の信頼をしあえる仲間ってのが、最高の仲間だと思うんだな。