2018年2月16日金曜日

PR IMPAKT ~ ソーシャルデザインに役立つ、人が「言いたくなる」コンテンツを作る思考法~

社会的ムーブメントを、"創る"


僕はよく、「人が面白いと思う法則」について考える。
このブログの題名もまさに、「面白いの法則」である。

その法則の一つと僕が思っているものに、電通さんが商標を持っている
PR IMPAKTという考え方があるので、今回はこの法則を紹介したいと思う。

( 電通さんがこの考えを紹介しているウェブサイトはこちら。
   → http://www.dentsu-pr.co.jp/pr/pr-impakt.html  )


キャンペーンのニュース化


PR IMPAKTは、「全てのキャンペーンのニュース化」を目標とした戦略デザイン思考。

メディアに取り上げてもらいやすくなるようなコンテンツを
いかに作成するか、を考える際にとても役立つ要素がまとまっている。

この要素を折り込むことで、社会的ニュースを作り上げ、
人が「言いたくなる」ような戦略視点が生まれる。


PR IMPAKTは、こうした要素の頭文字を取ったものだ。
うまくまとまっている表が宣伝会議さんにまとめられていた。
頭文字は次のような要素から成り立っている。




これだけでも情報としては、十分な気がするけど、、
なんとなく個人で例の部分を具体化させてみる。。

言われてみると、
世間で流行っていたあれこれは、確かに!ってくらいに
ここの法則に当てはまっている。


Inverse
・冬なのに、アイス (逆説)
・ハイブリッド vs 電気自動車 、 東大 vs 京大 (対立)

Most
・世界一の高層ビル (最上級)
・期間限定商品  (独自性、希少性)

Public
・地方創生
・復興支援
・SDGs
 ...

Actor / Actress 
・社長自らが、会社の清掃を。
・高校生が、人工知能を使って...
・(有名な芸能人が)一日警察署長!

Keyword
・婚活、でぶ活
・◯◯3.0

Trend
・クリスマス
・オリンピック


サクッと思いつくのはこんな感じかなぁ。


僕が何かメンタリングしたり、
企画とかのプランニングをするときはたまにこの考え方を使っている。
普通にソーシャルデザイン的な課題解決とかを考えるにあたって、役に立つ。


そして、一流雑誌に載るような科学論文にもこちら、適用できそう。
一度真面目に面白いと思った論文でこの思考枠を当てはめてみたのだけれど、
どうしてその論文が一流雑誌に載ったのかを考察することができて面白かった。

自分が論文を書くときにもこうした要素を参考にしてみるのもありだなぁ。



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参考URL
<PR IMPAKT について>
次のURLを参考にさせていただきました。
http://www.dentsu-pr.co.jp/pr/pr-impakt.html

http://mag.sendenkaigi.com/senden/201604/creative-basis/007686.php

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関連書籍


『戦略思考の広報マネジメント』





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