医大敷地に薬局とジム、三者の空間が町を変える 20.08.06.
これは面白い。薬局の在り方云々ももちろん、ここに大手のタニタや日調が参画してるってのが意外。スタートアップももちろん絡んでいたが、どんどん大手がこういうことに参画していかないといけない。
もしかしたら、大手も前から考えていたけれど、ようやく意思決定プロセスが追い付いて実行しはじめたのかもしれない。そうなるとこれからは早いぞ。
実務をした人は誰だろうと思ったら、町の未来戦略室長。リーダーシップの在り方は確実に変わってて、こういう実務家にスポットが当てられるべきだと思う。
実務をした人は誰だろうと思ったら、町の未来戦略室長。リーダーシップの在り方は確実に変わってて、こういう実務家にスポットが当てられるべきだと思う。
以下、引用メモ
町づくりの中心に据えたのが、ヘルスケアの強化だった。2060年の町の姿を見据え、それを実現するために今何すべきか、「フューチャーデザイン」あるいは「バックキャスティング」と呼ばれる考え方の下で、「健康でハッピーに生活できる町」は町の発展にも重要という方向性を導き出した。「矢巾町の予算規模は100億円で扶助費が20%になっていたが、2025年には25%になると想定されている。税収が下がる中で、人々の健康を促進することで扶助費を抑え町の発展を進める」
ウェルネスの基地になるもので、矢巾町に関わる全ての人に本当の健康を届けるための「健康発信基地」と位置づけられた。
2020年2月25日、矢巾町と岩手医科大学のほか、付属病院敷地内に「岩手医大前薬局」を設置する日本調剤、健康機器のタニタヘルスリンク、フィットネス機器のテクノジム、施設管理のドリームゲートが、ウェルベース矢巾を健康づくりの拠点とし、医療費や介護費用の増加抑制を図ることを目指し、「矢巾町健康増進施策事業の連携・協力に関する包括協定」に調印した。産官学によって地域の健康を底上げする異色の事業になる。
柔道整復師や元救急隊員などが運動指導に当たり、医療連携によって、医師のアドバイスも受けられるようにする。厚生労働省が認可する健康増進施設、指定運動療法施設の認定を受ける予定で、医療控除の対象になる見通し。施設を拠点として、こうしたデータやアドバイスといったソフトウエアを利用可能とし、人々の健康づくりへのインセンティブをつくり出しているのがポイントとなる。
事業に参加する日本調剤は、通院患者やジムに通う人々に対し、薬やサプリメントの相談に乗ったり栄養学的な面からのサポートを行う。
フィットネスジムを運営し、データに基づいた健康プログラムを作るのは、山形市にあるベンチャー企業ドリームゲート。データを重視して健康づくりをしたとき、前述のように運動する場所は施設に縛られる必要はない。
町民は施設の利用費が通常の月8000円よりも安い6000円としているが、やはば健康チャレンジ参加者は5000円とさらに安価にしている。パーソナルトレーニングを付けるとそれぞれ2000円追加になる。
米国のロチェスター市はかつて何もなかった地方の田舎町だったが、メイヨークリニックという医療機関の開設が町を発展させる核になった(関連記事)。岩手県の矢巾町で実現しようとしているのは、まさに日本のある地方の町にメイヨークリニックをつくるような取り組みといえるかもしれない。
スポーツヘルスケア事業領域に特化したイノベーションオフィス「BIZSPO」開設 20.06.02.
健康ビックデータを活用した医療費削減、ヘルスケアコンテンツ郵送サービス、アスリートのエンジニア促進 等々 既存のBIZSPOプロジェクトに参画し新たな収益の柱となるビジネスモデル提案やベンチャー企業への資本業務提携から社内リソースを活用した0→1のビジネス構築までパートナー企業とのマッチングを軸にサービス提供します。
【今、伝えたいこと】 資格取得22種 元ショートトラック勅使川原郁恵が「0.001秒の世界」で培った健康哲学 20.05.30.
「健康になるためには『食事』『運動』『休養』の3つのバランスが重要と考えていて、それにまつわるものを取っています」
「競技自体が遠心力との戦い。スケートリンクが小さく(ショートトラックは1周111.12メートル)、体を傾けてコーナーを回ると、体が重くなれば、その分だけ外に振られ、タイムが遅れる。そういう感覚を現役時代に得たからこそ、成績を残すために食事にはこだわるようになった。中学時代からすごくシビアに研究して、栄養士の方にどう栄養を摂取したらいいかアドバイスをいただき、高校・大学は自分で積極的に学び、競技に生かそうと努力をしてきました」
もう一つ、コロナ禍で考えるきっかけとなったのが、親子のコミュニケーションだ。
主に乳幼児の心と体の健やかな育成をサポートするナチュラルボディバランス協会を立ち上げ、代表を務める勅使川原さん。自身も夫と子供2人の家族4人で暮らし、子育てに奮闘中だ。大切にしているのはスキンシップ。
徹底しているのは「押し付けない」。自身は大学まで経て、オリンピックに出場したアスリートだが、子供には必ず大学に出てほしいとか、スポーツで一流になってほしいとか、そういう思いは「全然ない」という。
「本当に自分がやりたいことをやらせてもらった感じ。スケートは本当に好きだったので、とことんやらせてもらった。両親から言われたのは『スケート、好きか?』ということだけ。『嫌い』と言うなら、すぐに辞めさせようと思っていたみたい。でも、結局、私が好きで長続きしたので、結果を出すことにつながったのかなと思います。
RIZAPが全社員、利用客に抗体検査を無償で提供 20.05.26.
フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)グループは26日、グループの全社員、RIZAPブランドの全トレーナー及び全ての利用客を対象に、新型コロナウイルスの抗体検査を、同社が全額負担して提供すると発表した。得られたコロナウイルス抗体検査の結果は、感染症コントロール医が分析の上、コロナウイルス対策のための学術研究に生かしていくという。新型コロナウイルスの抗体検査が、日本国内でなかなか進まない現状の中、健康増進に携わる企業として、いち早く動きだした。
同医院の感染症コントロール医が結果を分析した上で「日本オーソモレキュラー医学会」をはじめとする本年度の学術集会(医学会)および「the American journal of experimental and clinical research」などの医学誌での発表を予定しているという。
アシックス、スポーツ用マウスガードの新興企業に出資 20.03.30.
アシックスは30日、投資子会社を通じてトップアスリートらが使うスポーツ用マウスガードのスタートアップ企業、Neutral(ニュートラル、東京・板橋)に出資したと発表した。出資額は非公表。アシックスの販売チャネルを使った販売や、ヘルスケア領域でも活用できる可能性があるとみて、今後、具体的な協業内容を協議する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57406820Q0A330C2LKA000/
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