2018年3月26日月曜日

健康に関する行動変容について思うことあれこれ ~患者啓発とか予防医療を考えるときにいつも思うこと~

病気じゃない人に、自分の将来の健康に対してどう投資してもらうか


予防医療とかを考えるときに、いつもこの問いにぶつかる。
患者の健康啓発とかって、本当に難しい。





例えば、デブ(※)が健康によくないっていうことは誰でも知っている。

デブに対して「毎朝30分ランニングするように」とか、
「塩分の控えた食事を心がけるように」と言ったとして、
それを実践できる人はごく一部の本当にストイックな人だけである。
今食べているのが、塩分たっぷりで自分の健康に悪いことくらい、そのデブは知っているはずである。

2018年3月22日木曜日

薬学生が、東京から長崎までヒッチハイクしてみたけど、コツとか何か聞きたいことある? 〜③たどり着いたのはヒッチハイクの聖地、東京インター〜

池尻大橋から用賀までのタクシーにて


 ヒッチハイクをスタートして5時間近く経過し、ようやく池尻大橋で捕まえた車は、なんとタクシーだった。出張帰りのおじさんが、「乗ってけ坊主」と相乗りさせてくれたのだ。

 おじさんのご自宅は用賀付近までということで、ここから約 5 km ~ 6 km先だ。

 車中では当然、運転手さんも交えて僕を降ろす場所である。
二人ともとっても真摯に考えてくれた。
おじさんとドライバーさんは作戦会議のように語り合っていた。
ヒッチハイク初心者の僕のために、ここまで考えてくれたことは、とてもうれしかった。

2018年3月9日金曜日

京大生はノートを書かない。最速・最短・再効率で暗記する勉強法 〜もう、ノートに書いて覚えるのはやめにしませんか。〜

勉強効率化の話


今週末に和歌山の学習塾主催のイベントで登壇する。
演題は受験勉強とその先のことについてということである。

自分で話す内容を整理するためにも少し先取りして、勉強方法について。
人並以上に受験を含めた勉強については努力してきた自信があるが、
だからこそ、僕は割と苦労している方だと思う。

今までいろんな勉強方法を試しては改善してきた。





中学生の頃から「勉強」そのものよりも、とにかく効率的な勉強方法を模索することに夢中だった気がする。
勉強が苦手だったわけではないのだけれど方法論の探索が好きだった。


さて、受験に代表されるように、限られた時間の中で成果を出さないと社会は評価してくれない。いかに効率的に教本の中身を暗記できるかは、出世するうえでとても重要なポイントである。
(少なくとも、教本を暗記して点数だけで競うような現行の受験制度では。)


今日紹介するのは、試行錯誤してきた中で、
大学受験直前から大学入学後にかけてようやく確立することができた方法論。

キーワードは、とにかく読むこと。

2018年3月6日火曜日

薬学生が、東京から長崎までヒッチハイクしてみたけど、コツとか何か聞きたいことある? 〜②初めて捕まえた車は、タクシー!?〜

都心のど真ん中、増上寺からスタート!


2016年3月10日の13:30。
研究室を飛び出して身支度を済ませた僕は、リュック背負ってスケッチブック片手に、排気ガスの立ち込める都内ど真ん中の道路に飛び出した。


この日は雨も降りそうな悪天候...


スタートしたのは、東京タワーの真下にある、増上寺というお寺。


勢いよく飛び出したはいいものの、
初めてヒッチハイクする僕はまず、スケッチブックを頭上に掲げることすら億劫で、とりあえず30分くらいは西へ西へと歩きながら、この辺かあの辺かと、車を捕まえられそうなスポットを探る。

ようやくいい感じの場所を見つけたと思って、
何度か手をあげたり、スケッチブックを掲げたりしてみても、
ここは都内のど真ん中。

2018年3月2日金曜日

医療系で他大学への大学院進学を悩んでいる人へ: 医学・薬学系大学院・研究室を選ぶ際の5つのポイント

充実した大学院生活を送るために、研究室を選ぶ際の、5つのポイント


とある6年制薬学部にいる後輩から相談があったので、少し書いて見たいと思う。彼女は4年制の博士課程に進学するかで悩んでいた。

読者もきっと、「今の研究室のテーマにあまり興味がわかない」「ラボの中での人間関係がよろしくない」「もっと大きな成果を出したい」などの悩みを抱えてこのページに辿り着いているのだと思う。


大学院の進学にあたり研究室を変えるというのは、多少なりとも勇気がいること。
特に博士課程から進路を変更するとなると、3年間や4年間で1から始めるテーマを仕上げねばならず、成果を出すプレッシャーとの闘いも、決意せねばならない。


かくいう筆者も、修士課程からではあるものの、大学院・研究室を変えている。
どのような情報を信用すべきかという点については割と苦労した記憶もある。


以下、大学院の移転を経験した一人として、
大学院・研究室を選ぶ際の5つのポイントを紹介する。