1日中、ずっと研究のことを考えている。すごい。こんな状態は一体いつぶりだろうか。今が一番、しんどくて楽しいんだと思う。自分が他ごとをすべて捨ててこちらにコミットするだけの覚悟をまだ持ち合わせていたこと、それに気づけたのが、嬉しい。
成長は量子力学的に起こる。しかも厳しい環境の中でしかこれはありえない。
ここのところ1日14-18時間くらい実験したりデータ整理したり解析したり次の実験組んだりしている。一日8時間労働の人の二倍。週末も含めたらそれ以上。なるほど、そりゃデータもポンポン出るわけだ。イーロン・マスクがいつも言っているが、週に100時間以上動けと。
たしかに、一つの仕事に対してこれだけコミットすると、毎日成長を感じられる。だから楽しいのだと思う。たぶん。手技もうまくなるし、自分の研究デザイン力とかもなんか徐々についてきている。自分でそれがわかるくらいには。
自転車が乗れるようになるのとおんなじで、あれって1日1日乗れるようになるわけじゃなくて、ある日突然ぐんと、急に乗れるようになる。
この二週間で、ほとんど論文化に必要なデータが一気にそろった。本当に背水の陣で、あと1,2週間でも遅れたらもう卒業間に合わない、みたいな戦いがずっとずっと続いてたので、それはもう。めちゃくちゃ安堵しているわけであります。
でもまだ気は抜けない。あと2週間で論文を書かねば。
では、この2週間を振り返ります。
【この2週間のKeepとMore】
・研究とキャリア
文字通り他ごとには脇目も降らずに、ただひたすら愚直に実験を繰り返しては考察して、また新たな実験を組んでの繰り返しであった。昨日出たデータでようやくゴールが見えた。。今やっと、少しは落ち着いてデスクワークにも戻れそうだと思っている。
◆実験
この間に比べても、さらに進めることができている実感がある。論文を出すために必要な実験についてはほぼほぼこれで終わりが見えた。
ただ前回も書いたけれど、実験というのには終わりが見えなくって、一つ終わったらまたやりたいことが3つくらい出てくる。これは任意団体でプロジェクトを回している時の感覚ににている。というかまあ、実質プロジェクトを回すってのは研究もそうなので、同じことをしているのだけれども。
とはいえ、ずっと手を動かしてたら論文が書けないので、明日からは少しだけ自分のエフォートを一日1,2時間でいいから論文の執筆作業に充てるように動かしていく。
今ちらっと数えるだけでもやりたい実験は7,8個あるぞ。。
◆論文執筆
教授にデータをお見せして相談していたら、「論文どこに出したい?」ってことになり、希望をお伝えしてそれに向かっていろいろ方向付けがされていく2週間であった。なんとか自分の中では及第点ぎりぎりかな、くらいのところに出せそう。
いよいよ書く時が来ました。
次回の内省までには原稿ができてて、先生と執筆作業をガンガンできますよみたいな状態にしていたい。
◆論文・文献を読むこと
精読とまではいかないが、軽く二報を流し読み。それでもやっぱ知らない分野のこととかは本当にinformativeである。この知識というかがたまっていくという感覚はとっても気持ちいい。小さくてもいいからこの習慣は続けていきたい。次の二週間の間に1報でも読もう。
◆キャリア
実は、キャリアについては色々捨ててきてしまった。海外研究員になりたかったものの、論文は持ってないし、コロナウイルスなんかもやってくるしで、結局自分の博士論文を最優先事項にしてこれをないがしろにしてしまっている。
ゴールが見えてきた今、こちらについても考え出さねばならないと自戒を込めて。今日も上原財団のフェローの締め切りだったが、受け入れ先が決まっていないので、間に合わず。。
・ライフ_生活習慣, Highlight
◆生活習慣
いろいろあって、ここ3,4日で一気にいろいろ変わりました。食生活とかもそう。とりあえず今後については、朝早起きして1-2時間を論文執筆に充てられるようにしたいなぁと思っている次第である。
細切れに休んでいたりボーとしていたりSNSしてたりする時間が圧倒的に減った。これをほぼ全部実験とか研究とかデータ解析とかに充てている。
モノを読む習慣がなくなった。これは自分的にはかなりしんどさもあるけど、今は仕方ない。今だけと思うことにしよう。
◆ハイライト効果
前回の課題は、「曜日ごとの自分のコンディション(メンタルと身体)」の可視化。
実はこの作業は割と即日でやってしまったのだが、自分の曜日における状態が見えるかされるとなんだかおもしろい。やってよかった。
ハイライトの習慣化は面白いですね、最近の論文で扱ったN-of-1トライアルじゃないけど、自分をn=1にしてしまえば自分のデータが取れるのだ。
論文が落ち着いたら月ごとのパフォーマンスを追えるようなグラフをプロットしたりもしたいなぁ。
・新しいプロジェクト1. 「朝の論文輪読会 SeeD」
マンネリ化って前回書いていたけれど、普通にやっぱり朝みんなと顔合わせて勉強できるとなると、やっぱりいいなぁって思うのだ。毎回なんとか3人ちょっと集まってこじんまりとやっているわけですが、これはこれでいいのかもなと思ったり。
ある程度幽霊メンバーが出てきてしまったのが、ここ数日のちょっとした懸念でしょうか。こればかりは...というところですがもうしばらく様子を見ましょう。次回は僕が担当です。
・新しいプロジェクト2. 「アートと医療の交差点」
ここから2週間は正直かなり時間割けないことをお伝えして、MTGを1月後ということに変更してもらってややペンディング。また舞い戻ってきたい。似たことをしている人たちがいるということにも気づいてしまったので、この辺のお話はそのうち書籍だとかなんらかのアウトプットがなされるんだろうなぁと。
・新しいプロジェクト3. 「大学1年生をつなぐ」
一緒にやろうとしている人も相当ご多忙のところということで、こちらもいったんペンディングになっています。なんかこう、自分と周りの社会ってのはうまいこと連動して動いてますね。
落ち着いたらこちらも手を出していこう。
・プライベート
博士研究のことしか頭のないといいつつ、実は生活の大変動が起こっています。一気にQoLが爆増していますが、またその話もおいおい。
・情報input
これが全くできていないので、現在の唯一のフラストレーションといったらここかもしれない。ただ、今入れるべき情報ってのは何かを考えるとそうも言ってられない。
・高大連携部署との高校生に対する出前事業関連
早速、とある宮崎県(?)の高校からオンライン配信の授業依頼をいただいております。ありがとうございます。不手際がないよう、細心の準備を払って臨みます。10月です。
他にも4高校から依頼が来ています。博論の進捗との相談で、お受けするかどうかを決めさせていただく予定です。
・読書とか思考とか
なんだか最近は誰かと話している間にアイデアを思いつくということが多くなってきた。つい最近も、団体人事関連で面接している途中に一つ面白そうなことを思いついた。普段考えていることに対して外部からのちょっとした情報だったり刺激が入るとぱちっとなにか思いついてしまう。っていう感覚はこれ?
イノベーションは境界でのみ起こりうるといいますが、自分も外部刺激に時折触れる機会を創ることを大事にしていきたいと思います。
・アウトプット
前回から今回までの業績・成果をまとめています。
- 大学院生向けのフェローにアプライしました。こういうのは落ちてなんぼのもんと思いますが、全力で書類書き上げました!
・今後の露出情報
10月14日: リアルタイム配信授業. 高鍋高等学校
こちらでは昨年までKDDI財団などから助成いただいていたLINEをつかったチャットボットの研究についてのお話を交えて、探究学習のことを考えたいと思います。京都大学と高校との高大接続事業の講師としてお話しします。
その他やれてないこと
しっかりストレッチはするようになってきている。先週位に溜まっていた受託先のお仕事は全部一気に終えておいたので少し楽。よかった。
この辺のやれてないことは一気に論文終わったらやりたいな!!!
ー 体のメンテナンス:筋トレとかストレッチとか
ー 読書ノート
ー 美術館とか芸術(そろそろいけるかな〜)
ー 物々交換(そろそろ交換したいな〜
次回へ向けて:2week Highlight
読書週間はちょっとお預けになっても仕方なし...
・secPDL1-H: 追加実験、TF関連データ、WHコンビ、DoubleStain
・論文を1報読む
・論文原稿書き終える
・RT-HH
・定例会議
・LINE memo update
参考文献
1.
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参考URL
<●●について>
次のURLを参考にさせていただきました。
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関連書籍