2時間も、自分に向き合ってくれた人
気付けば、もうすぐ一ヶ月が経ってしまうけれど、
ちょっとした書籍化プロジェクトのインタビューを受けてきた。@新宿
慶應SFCのとあるゼミ生による
卒業論文のプロジェクトだそうだ。
内輪感もあったかもしれないけれども、
それでもインタビュアーが2時間もかけて自分のことを掘り下げてくれた。
多用な昨今、そういえば自分自身さえこれだけ時間をかけて
内省をしたことがなかったと振り返って思う。
ちょっと立ち止まる、とってもいい機会になった。
インタビュアーは、後輩。
受けたインタビュー、内輪感があると書いたのだけれど、
実は高校の時のサッカー部の後輩(以下、A君)から。
ちなみに件の卒業プロジェクトは同じくサッカー部の後輩、
インタビューを受けた子と仲良くしている友達(B君)。
この後輩くんたちはとてもサッカーが上手かったので、
部活の中では少し僕の方が肩身狭いくらいだった。
だけどなんとなく、お互い別々で得手不得手もあり
尊敬しあえる中だったとも言えるかもしれない。
A君が今回のインタビューを提案してくれたのは、
Facebookメッセンジャーを通してのこと。
こっそりと僕の近況とかを見てくれていて
割と注目してくれてたのだとか。
恐縮すると同時に、とてもありがたいことだなと。
企画のコンセプトは...「はじまり」
それで、どんな企画の取材だったのかっていう話。
コンセプトとしては、「はじまり」とか「きっかけ」があるそう。
以下、いただいた案内の文言をそのまま抜粋。
様々な人の歩んだ人生の物語をまとめ、1冊の本にする。人生に同じものは1つもない。それぞれの人生には異なる挑戦、成功、失敗や挫折があり、それぞれの価値観がある。偶然に触れた誰かの人生が、本を手に取った人の何かの"きっかけ"になってほしい。
偶然に触れた誰かってだれだろう。
聞いて見たら、ちょっと行き場に迷っている高校生にこそ、
この本を手に取ってほしいのだとか。
「あの頃の自分を救いに行こう」というのがひとつあって、それは①やる気はある②選択肢=情報を知らない(方法を知らない)③自分らしさ、自分にしかできないことを探しているというようなある種の悩みをもった高校生に読んでもらいたいと思っています!
とのことでした。
ちょっとだけ「ん〜?」って思うようなブレたところとかもあったけれど、多分これからもっと洗練されていくんだろうなぁって思っている。なんにせよ取材は僕でまだ7人目とかそこららしい。
取材は新宿の小さなちいさな会議室。
びっくり、ほんと2名用の会議室。
こじんまりとした新宿らしいお部屋で。
までもカフェとかではなくて、
ちゃんとした部屋を手配してくれるあたり、
大学のゼミからはちゃんと言われてるんだろなと。
語弊を恐れずに言えば、
A君は正直めっちゃ事務とか内務的なこととか
座学的なこととかが強いってわけではない印象だったので、
割とこの辺でびっくりと思いきや、
インタビュー内容はちゃんとボイレコで録音。
ガチや。
ここまでもてなされたことのない自分がむしろ
かしこまってしまいそうなスタート。
さあ、大丈夫か、自分と言い聞かせながら、
2時間は幕をあける。
予習、ちゃんとしてた、見直した。
人に何か取材する時、
インタビューの素質って、とても大事だと思う。
例えば、阿川佐和子さんとか、国谷裕子さんなんかは
もう尊敬してやまない。
彼女らは、人に話を聞くプロ中のプロ。この人たちの書く本には、聞く力とか、いかに引き出すかとかなんで今私がその質問しないといけないのか、みたいな話とかたくさんあ。刺さる言葉がたくさん。
限られた時間の中で、その人からいかに宝物のような言葉を紡ぎ出すかがインタビュアーや質問者の腕の見せ所なのだ。と、個人的に思っている。
二人の本は、良いインタビューをしたい人たちにぜひオススメしたい。
『聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書))』
『キャスターという仕事 (岩波新書)』
さて、で、A君はどうだったのかというと、びっくりするくらいの聞き上手。
定石かもしれないけれど、時系列順に
僕の人生(?)の歩みを幼少期から丁寧になぞってくれた。
主に聞かれたのは
①万博誘致に関する学生団体のこと
②人生の分岐点となったような出来事の「きっかけ」
③分岐点において下した意思決定 をもたらした思想
らへんだったと思う。
さらに、彼は調べられる範囲で僕の取材歴とか所属とか
表彰とか、googleにありそうな情報は調べ尽くしてて、
「そんなことまで!?」みたいなことがあった。
ネット社会って怖いなぁ、ではなく、
こんなにしっかり事前に予習してくるのはあっぱれでした。
事後になるのだけれど、A君は
はインタビューをとっても練習したのだそう。
ちゃんと専門書読んだり指導受けたりシミュレートしたり。
そこらの学生団体とかの行うインタビューやヒアリングと違った。
さっすがSFCのプロジェクト。筋金入りというかなんというか。
上記③の思想の話、
実はちゃんと答えられなかった気がする。
何度か「なぜそうしたのですか」的な質問を刺されて、
「ん〜なんでやろうな」みたいになってしまった。
割と自分自身がその場でワクワクするかで意思決定してしまってたり
周りに流されやすかったりするからなのかもしれないなと、
少し反省もしつつ、人生ってそんなもんだよなぁとも。
特にいまっだに誰かに聞かれた答えられないのは、
「なんで薬学部入ろうとしたのですか」っていう質問。
薬を創るっていう大義を掲げるのがかっこいい。
白衣を着たい。
そういう憧れに近いモノがほとんどだった気がするなぁ。
ってくらいで、奥底から沸き立つ原体験とか、
猛烈なモチベーションとかが特にない。
じゃあ何を基準に物事を決めているのかなぁなんて考えてしまう。
と、この辺でづいたのが僕の悪い癖の一つは
リソースベースで意思決定をしがちだってこと。
「何がしたいか」じゃなくて
「何ができるか」で考えてしまうことが多い気がする。
リミテーションがあるからこうするしかなかった的な。
だから振り返るとジグザク人生。
よく言えばマルチなんだけど。。
みたいなことをくるくる繰り返しながら問答に答えてた。
もう少し、わがままになってもいいのかもしれないな。
そんなことも思う最近。。
(あとは、行動派か思考派かみたいな話もでてきたけどこの辺で。。)
『キャスターという仕事 (岩波新書)』
さて、で、A君はどうだったのかというと、びっくりするくらいの聞き上手。
定石かもしれないけれど、時系列順に
僕の人生(?)の歩みを幼少期から丁寧になぞってくれた。
主に聞かれたのは
①万博誘致に関する学生団体のこと
②人生の分岐点となったような出来事の「きっかけ」
③分岐点において下した意思決定 をもたらした思想
らへんだったと思う。
さらに、彼は調べられる範囲で僕の取材歴とか所属とか
表彰とか、googleにありそうな情報は調べ尽くしてて、
「そんなことまで!?」みたいなことがあった。
ネット社会って怖いなぁ、ではなく、
こんなにしっかり事前に予習してくるのはあっぱれでした。
事後になるのだけれど、A君は
はインタビューをとっても練習したのだそう。
ちゃんと専門書読んだり指導受けたりシミュレートしたり。
そこらの学生団体とかの行うインタビューやヒアリングと違った。
さっすがSFCのプロジェクト。筋金入りというかなんというか。
思想の話。
上記③の思想の話、
実はちゃんと答えられなかった気がする。
何度か「なぜそうしたのですか」的な質問を刺されて、
「ん〜なんでやろうな」みたいになってしまった。
割と自分自身がその場でワクワクするかで意思決定してしまってたり
周りに流されやすかったりするからなのかもしれないなと、
少し反省もしつつ、人生ってそんなもんだよなぁとも。
特にいまっだに誰かに聞かれた答えられないのは、
「なんで薬学部入ろうとしたのですか」っていう質問。
薬を創るっていう大義を掲げるのがかっこいい。
白衣を着たい。
そういう憧れに近いモノがほとんどだった気がするなぁ。
ってくらいで、奥底から沸き立つ原体験とか、
猛烈なモチベーションとかが特にない。
じゃあ何を基準に物事を決めているのかなぁなんて考えてしまう。
と、この辺でづいたのが僕の悪い癖の一つは
リソースベースで意思決定をしがちだってこと。
「何がしたいか」じゃなくて
「何ができるか」で考えてしまうことが多い気がする。
リミテーションがあるからこうするしかなかった的な。
だから振り返るとジグザク人生。
よく言えばマルチなんだけど。。
みたいなことをくるくる繰り返しながら問答に答えてた。
もう少し、わがままになってもいいのかもしれないな。
そんなことも思う最近。。
(あとは、行動派か思考派かみたいな話もでてきたけどこの辺で。。)