2017年10月19日木曜日

サッカーとセンター試験の挫折から学ぶ、挫折から立ち直る2つの方法 〜諦める力と、成功するまで愚直に継続する力〜

夢見る人は、挫折するよってお話


僕が人生で2度、「挫折」を味わったという話を以前している。
一度目、中学のサッカーでの出来事だ。

 「やりたいこと」「夢中になって取り組めること」がある人にしか経験できない体験

二度目の挫折は高校三年生の時。
受験生であれば多くの人が通る道、センター試験である。
 大学受験。夢見る人は挫折する。〜センター試験、大学受験の話〜

今回はこの2つの挫折から自分が学んだ
「挫折から立ち直る2つの方法」について書きたい。

挫折から立ち直る2つの方法


最初に結論を述べる事にする。
今日お話する挫折から立ち直る方法は次の2つ。
いたってシンプルだ。

①諦める 〜やめると決意すること。〜
②諦めない 〜成功するまで愚直に継続する。〜

①の話はサッカーで挫折した話から。
②の話はセンター試験で挫折した話から。

二つ、順を追って綴っていこう。


1. 諦める 〜やめると決意すること。〜


僕は一度目の挫折、サッカーにおいては挫折を経て人生を方向転換する決意をしている。

方向転換というのはうまくいったもので、
つまりをいうと、サッカーを「諦めた」

諦めるというと、世間ではネガティブイメージがはびこっているが、僕はそうは思わない。

少し脱線する。
為末 大 氏の著書、
諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃないによると、
「諦める」という言葉の語源は、明らかにする、「明らめる」にあるという。

著者本書の中で、「諦める」という言葉についてのネガティヴイメージを払拭するような論理展開をしている。




「諦める」という言葉の語源は、「明らめる」だという。仏教では、真理や道理を明らかにしてよく見きわめるという意味で使われ、むしろポジティブなイメージを持つ言葉だという。


話を元に戻す。

自分も著者と似たような考え方をしており、
「諦める」という手段も実は、立派な挫折から立ち直る方法の一つだと考えている。

下手な根性論だとか精神論だとかが蔓延っているような世界って、少なくないと思う。

けど、合わないと思ったらやめる。

早めに諦めて、次何やるかを考える。



僕は、挫折するまで、本気でプロサッカー選手になろうとさえ考えていた。

サッカーでご飯を食べていけるものだと思っていた。


付け加えておくが、完全にサッカーから手(じゃなくて、足?)を引いたわけではない。

僕はプロになるのを諦めただけで、サッカーというスポーツ自体は今でも
こよなく愛しているし、大学2年になるまで、週に3回以上ボールは蹴っていたと思う。
そして今でもたまに蹴りたくなったら蹴りに行く。

本気で打ち込むのをやめて、趣味にしたのである。



さて、挫折して心機一転、勉強をはじめてみる事にした。

これが図らずとも、そして幸か不幸か人生の方向転換になってしまった。

それが次の挫折へと繋がる。


2. 諦めない 〜成功するまで愚直に継続する。〜


僕は二度目の挫折、センター試験での挫折からは立ち直ることができている。
( → 大学受験。夢見る人は挫折する。〜センター試験、大学受験の話〜 

中学3年でサッカーから勉強に転身する事にした自分は、
地方では(あくまでも地方では)偏差値の高い高校に進学することができた。


そして高校でも勉強への注力を最大限に考えることができた結果か、
それなりの成績を残すことで誰もが知っているような大学を受験するレベルには到達していた。

それでいてしかし、センター試験で大失敗して、大泣きした。


サッカーの時と同じであれば、僕は学業で成果を出すことを「諦めて」いたはずだ。

でもどういうわけか、自分は勉学では諦める気分にならなかった。

結果、受験で失敗しても、「諦めない」ことを選択した。
ここでいう、「諦めない」には2通りあった。

1. 浪人してもう一度挑戦する
2. 受かっていた私立大学に入ってから逆転する

自分はその中でも特に、後者 2.大学に入ってから逆転する ことにした。

人生気持ちさえ折れなければ何度でもやり直せる。



大学に入ってから、みんなが遊びにバイト、サークルに旅行している間、
僕はただひたすらに勉学に励んだ。

毎朝5:00から起きて勉強していた。
午後6:00の授業が終わってからも図書館かカフェで教本を開いていた。
平日休日構わず、とにかく教科書とレジメを見ていた。

正直ここまでして何になるのかはわからなかったし、
恋愛とか遊びとか友達とか、多くを犠牲にしていたことくらいわかっていた。

それでも自分は信念に従って4年間を走り続けようと思っていた。
「学生の本分は勉学にある」と心に語り続けて、
その通りにただひたすらに自分の専門である「薬学」を磨き続けた

結果的にGPA 3.99という驚異の成績で大逆転の卒業に終えることができたのであるが、
それで自分が何を得たかといえば、多分別に何も得ていない。

でも、大学に入ってから逆転したてやろうと思っていた通り、
4年間、成果が出るまで愚直に続けた結果、成功できた。
だから自分は満足している。

こんなこと言うと、他人はすごいとか言うけど、
別に自分がすごいとなんて思ったことないし、実際そうでもない。
他の人よりも圧倒的に勉強していたと自信を持って言えるから。
だから、当然の結果として報われただけだと信じている。


報われない努力なんてない。
あるとすればそれは、努力の"方法論"が間違っているだけだ。




という格言は実は、自分が大学院受験をする時に大いに刺激をいただいた一冊、

図解版 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある

に着想を得た表現である。

ちなみに本書の著者は、東大を首席で卒業している。





誰かが、「成功する」ための方法として「成功するまでやり続ける」というようなことを言っていたと思うが、まさにその通りだと思う。

失敗した時に失敗したままにするから失敗するのであって、
成功するまで愚直に継続することで、成功する。
成功するまでやめなかったからこそ、挫折から立ち直れる。



どっちだっていい。大事なのは「夢中」になること。


これまで、次の2点を、「挫折から立ち直る方法」として紹介してきた。

①諦める 〜やめると決意すること。〜
②諦めない 〜成功するまで愚直に継続する。〜

世の中の多数派②をベターな選択肢として主張するであろう。

だけれども、別にどっちがいいとか悪いとかそう言うのはないと思う。
①「諦める」ことも立派な選択である。

大切なのは、
何か一つでいいから、自分が夢中になることのできるような事を持つ事だと思う。


なんでもいい。
サッカーでも、勉強でも、手品でも、ダンスでも、パチンコでもなんでも。

そういうのがあると、人生の充実度が違う。