宇治市のまちづくり大学生会議
と称して、先週末5/28(土)に
京都文教大学で市民公開講座が開かれました。
もともと「まちづくり」とか都市工学とかには
少なからぬ興味を抱いていたし、大学生の地域貢献活動の一環
ということで市のことを知るいい機会にもなるだろうと思って
こっそり一人で足を運んでみました。
そしてなにやら、「宇治茶レンジャー」とか
「響け!元気に応援プロジェクト」とかおもしろそうな取り組みについて
知ることができたので備忘録がてらここで共有したいと思います!!
まちづくり大学生会議の様子
(Photo by:宇治茶レンジャー)
(Photo by:宇治茶レンジャー)
第一部:宇治市長 山本氏の講演
さて、どうやらこの公開講座は大学の「現場実践教育科目」という
授業の一環でやっているらしく、宇治市で活躍している起業家とか
特定の領域のリーダーからその人たちの経験についての
お話を聞いてみよう的な意図もあるようです。
今回はそんなわけで幸運にも宇治市長のお話を直接伺うことができました。
ここで書いていいかわからないので割愛しますが、宇治市長の
幼少時の経験についてのお話を聞いていると、
当時とても苦労されたのだなと驚かされてしまいました。
学生に対してはチャレンジすることの重要性などを説いてくださりました。
現在の宇治市の取り組みについて
また、市長からは「活力とにぎわい」にむけた目標ということで、
宇治市まち・ひと・しごと総合戦略
(参考:https://www.city.uji.kyoto.jp/0000014409.html)
という宇治市の政策についてもお話が。。
宇治のブランドを確立するために東京でのPRプロジェクトに止まらず
台湾何かにも奔走してくださっている他、宇治の魅力である
宇治茶や源氏物語などに対する取り組みとして
大学生をはじめとした若者の意見も積極的に取り入れつつ
情報発信してくださっているのだな、ということが伝わりました。
第二部:まちづくり大学生会議
さて、ようやく本題に入るわけですが、ここセッションでは、
大学生会議と称して京都文教大学のもつ3つの「地域学生プロジェクト」の
みなさんが宇治市長との対談を行いました。
それぞれのプロジェクトが取り組んでいる活動について、
山本市長からフィードバックをもらうという形の進行でした。
それぞれユニークでおもしろかったのでご紹介します!
1.宇治茶レンジャー
こちらの取り組みは2010年から
続けられてきていたそうで、今年で7年目。
宇治茶スタンプラリーなどといった
取り組みから宇治茶の魅力を発信して
いるそうです。
宇治茶レンジャーのみなさん
(Photo by:宇治茶レンジャー)
2.商店街活性化隊 しあわせ工房CanVas
「宇治橋通り商店街」は宇治市の観光では欠かすことのできない重要なスポット。
それと同時に地元民からの愛着も絶大。
そんな商店街の更なる活性化を目的に立ち上がったのがこのプロジェクトだそうです。
2014年に立ち上がったばかりのこのプロジェクトは、
外国人観光客への対応など、まだまだ改善点は多そうですが、
「笑店街」の達成に向けてぜひとも頑張って欲しいです。
3.響け!元気に応援プロジェクト
「響け!ユーフォニアム」ってアニメがあるそうですね。
(自分は宇治市に引っ越してきて初めてしったのですが...)
響け!ユーフォニアムはこんなんだそうです。
(参考:アニメ公式サイト http://tv.anime-eupho.com/ )
なんとこのアニメの舞台が他でもないこの京都府宇治市だということで、
このアニメの聖地ということを全面的に押すことで
宇治市をプロモーションしようというのがこのプロジェクト。
個人的にこのプロジェクトめっっちゃ好きです!
なにがすごいかって、こういうアニメとか趣味っぽい側面でも
大学の教授とか市とかが全面的にサポートして本気で学生と一緒になって
やっているところがかなり素敵!!
こういう遊び心が大事なんだよなぁ。。。
会議中に見られた本当におもしろかった対話の一部を紹介して
今日は筆を置くことにします。
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響け!元気に応援プロジェクトの学生(以下、響け!):
「できるだけ、響け!ユーフォニアムに縁のある宇治市の景観を
崩さないでいただきたいです。」
市長:
「はい、その方向でいきたいと思います。何かあれば申しつけてください。」
響け!:
「宇治橋近くに植えてあった桜の木が切り倒されたのはどうしてですか?
あそこの桜の木の前にあるベンチはアニメの一場面では有名なところで、
ファンの一部からは桜の木が切り倒されて残念だという声が上がっています。」
市長:
「ごめんなさい、それについては植えなおしなどを検討します。」
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繰り返しになりますが、こういう議論が真面目に行われるってところが
極めて素晴らしい。
いいアイデアってこういうところから沸いてくるんだよなぁ。。